Last Update : 2010/11/xx
2010年12月からYahoo! JAPANが提供するYahoo!検索は、Googleの検索データを利用するようになりました。
サイトマップファイル(Sitemaps)は、検索エンジンにページの存在を知らせ、クローラー(ウェブ収集ロボット)の巡回を促すことができるものです。検索エンジンのインデックスに、より多くのページを登録(インデックス)させることができる"可能性"があります。
サイトマップと言うと、ホームページ内に存在するページをリストアップした人間(+検索エンジンロボット)向けのページがありますが、それとは別物です。(その情報ならコチラ〜)
ちなみに、このサイトマップは、ページの登録を保障してくれるシロモノではありません。すでに検索エンジンにインデックスされてるページからアンカータグによるリンク(被リンク・バックリンク)というのが基本的にないと、ページは検索結果に反映されないといっていいです。(陸の孤島状態ではダメダメ〜!)
あと、検索結果のランク付けで直接的に優遇されるものでもありません。まあページがそもそも検索エンジンに登録登録されなければ表示順位も何もないわけで、間接的な効果はあると言えるかもしれませんが、作成したサイトマップファイル自体がいわゆる「SEO」(検索エンジン最適化)にはなりません。
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サイトマップファイルには、いくつか種類がありますが、ウェブページのURLアドレスリストを記載したsitemaps.org準拠のXMLファイル「Sitemaps」形式が現在主流です。この規格は、1サイトマップファイルにリストアップできるURLアドレスが、1,000件(2009年6月より50,000件に拡張)となってます。もともとGoogleが「Google
Sitemaps」として提供していたもので、後にYahoo!とMicrosoft(Bing)も加わって共通規格として統一化されました。(現在はAsk.comやロシアのYandexも対応して計5社)
このファイルを作成するには、サイトマップ作成ソフトなんかを導入する方法もありますが、ここではオンライン上で簡単に作成してくれるサイトを一挙紹介。ユーザー登録なぞ不要の無料サービスに限定。サイトのURLアドレスを指定することで、ページのアドレスを収集してサイトマップファイルを作成出力してくれます。(^ー^)/
オンライン サイトマップ作成サイト |
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XML-Sitemaps.com
★ 上限500、バージョン0.9 |
seofreestyle.com 上限1,000、バージョン0.9 |
FC2
サイトマップ ★ 上限不明、バージョン0.9 |
サイトマップラスドットコム 上限30、バージョン0.9、モバイル |
The
Search ツール 上限不明、バージョン0.9 |
ASY! 上限不明、バージョン0.9 |
sitemap.xml
Editor 上限1,000、バージョン0.9、モバイル |
Mobile Sitemap
Creator 上限不明、モバイル |
Sorizeサーチエンジンフレンド 上限3,000、バージョン0.9 |
サイトマップジェネレーター 上限1,000、バージョン0.9 |
- | - |
SitemapDoc 上限500、バージョン0.84 |
SiteMapBuilder.NET 上限不明、バージョン0.84 |
ResourceSEO.com 上限100、バージョン0.84 |
ScriptSocket 上限不明、バージョン0.84 |
PC TIME LIMIT 上限5,000、バージョン0.84 |
SITEMAPS pal 上限2,000、バージョン0.84 |
なお、まだGoogleだけがサイトマップを提供していた頃の名残で、XMLファイル内のurlsetタグ(xmlns属性)を旧形式(バージョン0.84)で出力する作成サイトがいくつかあります。そのような場合は、下のところを現在のバージョン0.9の書式に変更しませう。ここ以外は違いはないです。
// 旧式 <urlset xmlns="http://www.google.com/schemas/sitemap/0.84">
// 現在 <urlset xmlns="http://www.sitemaps.org/schemas/sitemap/0.9">
ちなみに、Googleはモバイル検索向けの携帯サイトのページ登録用に「モバイルサイトマップ」という独自拡張定義も提供してます。内部形式が普通のサイトマップとちょこっと違います。上の表で「モバイル」と書いてあるものは、このGoogleモバイルサイトマップを作成できるところです。(Yahoo!には「モバイルサイトマップ」はありません)
☆ ROR形式?
XMLサイトマップについて調べていると、「ROR」なる形式の情報を見かけるかと思います。ただ、少なくともYahoo!、Google、Microsoft
Bingのヘルプページにいまだかつて「ROR」なる文言が登場したことがありません。
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作成したサイトマップのファイル(*.xml)は、自分のホームページのトップディレクトリ上にあらかじめアップロードしておきます。ファイル名は別に何でもいいです。ファイルサイズを少しでも抑制したいなら、GZIP形式(.gz)で圧縮したものでもOKです(アーカイバの「Lhaplus」「Lhaca」などが対応してます)。
ってなわけで、このサイトマップファイルを検索エンジンに送信(通知・登録)する方法を簡単に紹介。(Yahoo!、Google)
1. サイト管理ツール
まずは、検索エンジンがオンライン上で提供しているサイト管理ツールの利用です。それぞれにサイトマップファイルを指定して送信して登録できる項目が用意されてます。利用するには、それぞれ「Yahoo!
JAPAN ID」(英語版は「Yahoo! ID」)、「Googleアカウント」、「Windows
Live ID」の登録(無料)が必要です。
Yahoo!やGoogleのサイト管理ツールでは、サイトマップファイルの送信以外にもインデックス状況などの情報を提供しているので、サイト運営者には登録必須のサービスといっていいでしょう。
検索エンジン | サイト管理ツール |
Yahoo! UK など (Microsoft Bing) |
Yahoo! Site Explorer [英語] |
Google Google 日本 (Yahoo! JAPAN) |
Google ウェブマスター ツール |
Microsoft Bing (Yahoo! Inc.) |
Bing Webmaster Tools [英語] |
Ask.com | なし (URLアドレス送信 or robots.txt指定) |
Yandex (Яндекс) | Yandex Webmaster (ロシア語圏サイトのみ) |
Baidu (百度) | Baiduウェブマスターツール <未開設> |
NAVER | <XMLサイトマップ規格に未参加> |
2. robots.txt
もう1つの方法として、「robots.txt」ファイルを利用できるサーバーならば、そのファイル内に下のような文字列を追加しておくことで、検索エンジンクローラーによる定期的なアクセスで、サイトマップファイルを持ってってくれます。(詳しくはrobots.txtにサイトマップ指定を参照)
Sitemap: [XMLファイルのフルパス]
3. URLアドレス送信
最後に、テキトーに作成してみたサイトマップの送信フォーム。Yahoo!(Yahoo!
JAPAN)、Google(= Yahoo! JAPAN)、Microsoft Bing、Ask.com(Ask.jpはYahoo!エンジン)の検索エンジンに送信通知できるようにしてあります。上で挙げた2つの手段がムリな方はどーぞ。
[ 例: http://www.sample.com/~hogehoge/sitemap.xml ]
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