画像専門の検索エンジン ＆ 巡回クローラー & SEO

　日本の主要な画像検索エンジン（イメージ検索エンジン）と、画像ファイルの収集を目的とした巡回ロボット（クローラー）をテキトーにピックアップ。画像ファイルの形式は一般的に「GIFファイル」、「PNGファイル」、「JPEGファイル」の３フォーマット。あとは「BMPファイル」も。日本で一般的に利用できる画像検索エンジンのインデックスは下のような感じです。

画像検索エンジンと巡回クローラー
画像検索サービス （abc順）		巡回ロボット [ホスト名]	エンジン提供先
	Baidu画像検索 by バイドゥ *	BaiduImagespider	Excite ODN
	Bing 画像 by Microsoft *	msnbot-media [ msnbot-*-*-*-*.search.msn.com ]	-
	goo 画像検索 by NTT Resonant *	ichiro	OCN
	Google 画像検索 by Google *	Googlebot-Image [ crawl-*-*-*-*.googlebot.com ]	AOL.jp Infoseek au one So-net
	NAVER 画像検索 by NAVER *	Yetibot	フレッシュアイ BIGLOBE livedoor
	Picsearch by Picsearch	psbot	Ask.jp
	Yahoo!画像検索 by Yahoo! JAPAN *	Yahoo-MMCrawler （英語） [ *.image.search.*.yahoo.com ]	@nifty

　画像検索エンジンと言っても、画像ファイルを収集するクローラー（ロボット）には画像そのもの中身・・・、つまりどんなイメージが描かれているのか理解できません。現在の技術では、実際にはウェブ検索と同じ文字情報に頼った検索なんですな。ってなわけで、画像検索版SEO（検索エンジン最適化）な情報をいくつか拾ってみる〜。

　Yahoo! JAPANのYahoo!検索ヘルプや「検索結果でウェブページの表示順序を上げるには」に書かれてある情報です。

画像のファイル名、画像まわりや画像へのリンクに使用される文字情報が検索対象となります。

alt属性でテキストを指定します。

　gooの「goo画像・動画・音楽の仕組みを知りたいのですが。」に書かれてある情報です。

世界中のコンテンツをロボットを用いて自動収集し、その収集したコンテンツから、画像、動画、
音楽に隣接するテキスト、ファイル名、URL、その他様々な要素を分析して画像、動画、音楽を
抽出しております。
独自のランキングアルゴリズムを用いて、より高品質・高画質の画像から順番に表示されるよう
工夫しております。

　Googleの画像検索の仕組みや、Googleウェブマスター向けヘルプセンターの「Google と相性の良いサイトの作成 : イメージベストプラクティス」にはいろいろと情報が書かれてます。ちなみに、Googleは画像ファイルのインデックス拒否にHTMLファイルのMETAタグで指定できる「NOIMAGEINDEX」があります。

Google は画像に隣接するテキスト、画像のキャプション、およびその他数多くの要因を分析して、
コンテンツを判定します。

画像に大量のテキストを埋め込まないようにします。Googlebot は画像に埋め込まれたテキストを
インデックスに登録できません。画像の見出しや説明をテキストで提供すると、Google でこの
テキストを元にサイトをインデックスに登録できるようになります。

画像の内容を説明する詳細な alt テキストを使用します。 Googlebot は画像に埋め込まれた
テキストを読み取ることはできません。alt テキストは画像に関する情報を提供する有効な方法です。

• 文字情報による伝達手段の駆使 （HTMLファイル内の文字列、画像ファイル名）
• 画像のサイズが小さいより大きいものを上位に表示する傾向
• 画像の品質が悪いものより良いものを上位に表示する傾向

　Googleは2010年4月にXMLサイトマップのプロトコルを独自に拡張して、サイトマップファイル内で画像ファイルのURLアドレスを指定できるようになったと発表しました。サイトマップファイルでは画像ファイルの追加情報も指定できるようになってます。画像ファイルのURLアドレス、オプションで画像の題名や地理的名称やライセンスのURLアドレスなどが指定可能になってます。（Googleウェブマスター向けヘルプセンター）