Last Update : 2009/08/xx
このページの情報は古いです。Yahoo! JAPANが運営するYahoo!検索は2010年12月からGoogleの検索データを利用してます。
日本のインターネット界でもっとも有名なポータルサイトといえば「Yahoo! JAPAN」(ヤフー)です。インターネットを利用していて「ヤフーなぞ聞いたことないっ!」ってな方はさすがにいないでしょう。(^^
検索エンジン(サーチエンジン)として見ても、日本では約40〜50%でYahoo!がシェア1位です。約30〜40%でシェア2位のGoogle(グーグル)を加えて、日本では二大検索エンジンという構図になってます。国内の有名ポータルサイトのウェブ検索には、Yahoo!かGoogleのどちらかのエンジンが採用されてます。(画像検索についてはこちら)
ウェブ検索に Yahoo! or Google を採用するサイト [2009年8月時点] | |
Yahoo!エンジン ヤフー |
Excite (エキサイト) / フレッシュアイ / Infoseek (インフォシーク) / @nifty / ODN / So-net |
Googleエンジン グーグル |
AOL.JP / au one / BIGLOBE (ビッグローブ) / goo / はてな / OCN |
ちなみに、日本以外の海外では多くの地域で検索エンジンGoogleが圧倒的なシェアを誇ってます。Yahoo!のシェアが1位のところは世界の中でも日本と台湾だけで、それ以外はGoogleかそれ以外の自国発検索エンジンです。(参照、いくつかの地域のGoogleシェア)
世界各地の検索エンジンシェアトップ (Google以外) | ||||
Yahoo! JAPAN | 百度 (Baidu) | Naver | Yandex | Yahoo!奇摩 |
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話を戻して、自分のホームページがYahoo!のウェブ検索に登録されれば、検索エンジンを経由してあなたのサイトに訪問者がやって来る可能性があり、アクセスアップにもつながります。検索エンジンがページを登録する処理を「インデックス」(Index)といいます。
まず、自分のサイトがYahoo!のウェブ検索にインデックスされてるか確認する方法です。下のような検索コマンドの「site:」コマンドをキーワードにして検索してみてください。「site」という半角文字に半角の「:」(コロン)を付けて、その直後にURLアドレス(http://〜)を指定するスタイルです。
<検索コマンド> site:[URLアドレス]
<検索例> site:http://lhsp.s206.xrea.com/
これを行うと、Yahoo! JAPANのウェブ検索にすでにインデックス(登録)されてるページの一覧が検索結果に表示されます。たとえば、上は「http://lhsp.s206.xrea.com/ 〜」のURLアドレスを持ったページがズラズラッとリストアップされるわけです。もし、個々ページが検索エンジンに登録されてるか知りたければ、下のように特定のURLアドレスを指定して検索してみてください。(「url:」コマンドもあります:)
<検索例> site:http://lhsp.s206.xrea.com/misc/yahoo-index.html
<検索例> url:http://lhsp.s206.xrea.com/misc/
出来立てホヤホヤなサイトは当然ながら何も表示されず、『(URLアドレス) に一致するウェブページは見つかりませんでした』となります。この「site:」コマンドは、GoogleやMicrosoft Bing(旧Live Search)でも利用できます。
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1. ページの推薦
Yahoo! JAPANの検索結果に表示させる方法として、サイトを「検索エンジン用ロボットの巡回先」として推薦します。
コチラのページから、自分のホームページのトップページにあたるURLアドレスを指定して送信してください。このページにアクセスするには、Yahoo!
JAPAN IDの登録(無料)が必要です。(Yahoo!以外の検索エンジン登録ページ)
コチラでも用意した適当な送信フォーム。「Yahoo! Site Explorer API」に飛ばすだけなので、登録保障も何もありません。(「Update notification has successfully submitted.」という文言が表示されてればOK)
2. XMLサイトマップの送信
検索エンジン用ロボット向けにサイト内のページ一覧をリストアップしたXMLサイトマップファイルを用意します。このファイル作成するには、オンライン上から無料で利用できるXMLサイトマップ作成サイトもあるので利用するといいです。そして、これを送信するには、「Yahoo!検索
サイトエクスプローラー」から行います。利用するにはYahoo!
JAPAN IDが必要です。
Yahoo!は、「Yahoo! Slurp」というプログラムを使って世界中のインターネット上に存在するページを自動的に巡回して、ページのデータを収集してます。これはYahoo!本社の米国から海を越えて(?)やって来ます。このプログラムのことを「クローラー」(Crawler)とか「ロボット」(Robots)といいます。また、巡回収集することを「クロール」(Crawl)とか「クローリング」(Crawling)といいます。
上の2つを行うことで、クローラーがあなたのホームページを訪問しデータを収集していきます。これはだいたい数日中内(早ければ当日)にも行われます。
ちなみに、「Yahoo! Slurp」クローラーがあなたのサイトを訪問したか知るには、よくある普通のアクセス解析サービスではダメです。たとえば、「Google
Analytics」、「Infoseek アクセス解析」、「忍者アクセス解析」、「FC2
アクセス解析」といったものですな。これらはブラウザのJavaScript機能か画像ファイルの読み込みを利用してアクセス解析するタイプなので、普通の人間の訪問は足跡として残るんですが、クローラーの足跡は基本的に残りません。
(サーバーのアクセスログを取得できるサイトやアクセス解析CGIを設置できるサイトでないとダメ。)
◇ Yahoo! JAPANのブログ検索
ブログ(Blog)専用の検索エンジン「Yahoo!ブログ検索」の方に、投稿した個別記事を配信するには「PING送信」を行う必要があります。ウェブ検索と違って、ブログ検索の方はほぼリアルタイムで反映されます。PING送信を行ってもブログ検索に出現しない場合は、こちらの「Yahoo!ブログ検索に表示されない原因はOOOだった」という記事を参照あれ。
ちなみに、Yahoo!の「ウェブ検索」と「ブログ検索」のインデックスは同期していません。ウェブ検索は米国Yahoo!の管轄下であるのに対して、ブログ検索は日本のYahoo! JAPANの管轄下にあります。一方、Googleのウェブ検索とブログ検索は同期しており、ブログの記事が「Google ウェブ検索の方に「分レベル」でインデックス」され、ブログ検索のデータがそのままウェブ検索の方にも反映される場合があります。
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上で2つの手段を紹介しましたが、実はこれはまったく持って必須の作業ではありません。Yahoo! JAPAN(ヤフー)に自分のホームページを登録するもっとも重要な事項は『リンク』です。Yahoo!にインデックスされてるページ、つまりすでにクローラーの訪問先となってるページからリンクを受けることが絶対に必要です。このようなリンクのことを「被リンク」とか「バックリンク」といいます。
極端な話、上の手段なぞいっさい行わなくても、すでにYahoo!にインデックスされてるページからリンクされると、ページは勝手に登録されてしまいます(逆にページ登録を拒否する手段が用意されてる)。というのも、リンクの存在で、クローラー「Yahoo! Slurp」が訪問するルートができあがったためです。
検索エンジン用ロボットというのは、下のようにHTMLタグでいうアンカータグ(<A>タグ)を元にページを巡回していきます。
<a href="http://www.yahoo.co.jp/">Yahoo! JAPAN</a>
これについて、Yahoo!検索インフォセンターの「クローラーによるウェブページの巡回と収集」で次のような説明になってます。ちなみに、フレームはダメとなってますが、フレームページであってもフレーム先の個別ページのデータを検索結果のサイト説明文(サマリー)に引っ張ってくる対処をYahoo!は用意してます。
クローラーは、ウェブページのHTMLタグにある「href」によって指定されたURLのリンクをたどり、 ウェブページを巡回、収集しています。フレームページなどを作成するときに使用される「src」 によって指定されたリンクはたどりません。
上の2つの手段(ページ推薦、サイトマップ送信)でクローラー(ロボット)はほぼ間違いなく訪問するでしょう。ただ、リンクがない限り、その収集したデータが検索エンジンの検索結果に実際に反映されることはありません。また、クローラーが継続して巡回してくれません。(これはGoogleも同じ)
なぜ反映しないのかというと、そのページが公に開かれたページ(「公開」)でない可能性があるからです。リンクがあるということは、不特定多数の人間が普通に訪問することを想定したページである証明となるワケです。
リンクを用意するにはたとえば下のような方法があります。
4番のブログですが、これはよくある無料レンタルブログサービスでは、登録ユーザーとしてのブログ紹介リンクや、記事を投稿した際のPING送信によって、検索エンジンクローラーにブログ自体の存在を気づかせられる可能性があるためです。(ブログのページがリンクの発信元となりうる)
いずれにしても、自分のホームページが外部から正しくリンクされれば、検索エンジンの検索結果に数週間中(1〜2週間、遅くて〜4週間)にも登録反映されます。ただ、Googleと比較するとYahoo!はインデックスまでの時間が必ずしも早いとは言えない感がある感じ?
普通のリンクや検索エンジンを経由して訪問した人が、あなたのホームページの内容(コンテンツ)を気に入れば、コチラからワザワザ頼まなくても自分のホームページから勝手にリンクを貼ってくれます。このような自然発生的なリンクが増えれば、検索エンジンは「グッドなサイト!?」と判断→検索結果の表示順位にプラスな効果をもたらします。
ちなみに、どのページからリンクされてるか知る検索コマンドというのも存在します。それが「link:コマンド」です。「link」という半角文字に半角の「:」(コロン)を付けて、その直後にURLアドレス(http://〜)を指定します。
<検索コマンド> link:[URLアドレス]
<検索例> link:http://lhsp.s206.xrea.com/
これを行うと、Yahoo!にインデックスされてるページで、指定したURLアドレスにアンカータグのリンクがある一覧がズラズラッと検索結果に表示されます。
ただ、注意点として、この検索コマンドはGoogleでも利用できるんですが、表示される結果の内容がYahoo! JAPANと違います。この検索コマンドはGoogleの方では参考程度の情報にしかなりません。詳しい違いについては「Googleは被リンクが表示されない?」のページを参照あれ。
Yahoo!検索は、米Yahoo!が開発した「Yahoo! Search Technology」(略して「YST」)の上に成り立ってます。
まず、Yahoo!のヘルプページにある『How do I improve the ranking of my web site in the search results?』(検索結果でウェブサイトの順位付けを改善するには?)というのを紹介しておきます。
次に、『Yahoo! Search Content Quality Guidelines』(Yahoo!検索コンテンツ品質ガイドライン、日本語版)の「Yahoo!検索が求めるページ」というのを紹介しておきます。もともと検索エンジン技術を持ってなかったYahoo!が買収するInktomi社の時代から存在する5つの指針です。(実際には番号はないです。)
何だか抽象的すぎて分からない? そんな時はGoogleの「Googleと相性の良いサイトの作成: ベストプラクティス」が参考になります。ちなみに、このYahoo!のガイドラインの中でGoogleの方ではいちおう触れられてないと思われる項目が1つ存在します。それは3番。検索エンジン用語で言うと、「外部リンク」「アウトバウンドリンク」「発リンク」とか呼ばれるものですな。(Googleはここを評価してないわけではないでしょが)
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