動作が軽い! おすすめウイルス対策ソフト・セキュリティソフト

Last Update : 2010/04/xx

パソコン中・上級者さんにおすすめのウイルス対策セキュリティソフト

ロゴ 欧州スロバキアのESET社(イーセット)が販売してるウイルス対策ソフト・セキュリティソフト・アンチウイルスソフトの紹介です。ウイルス、トロイの木馬、ワーム、アドウェア、スパイウェア、ルートキット、その他のネット上の脅威に対抗するWindowsパソコン向けのソフトになります。日本の翻訳版やユーザーサポートは、電気機器メーカー”キヤノン”(Canon)のグループであるキヤノンITソリューションズさん(www.canon-its.co.jp)が担当してます。

おすすめウイルス対策ソフト シリーズ2タイプの機能比較
ウイルス対策ソフトESET NOD32 アンチウイルス
----- ESET NOD32 Antivirus
(NOD32アンチウイルス)
ESET Smart Security
(スマートセキュリティ)
ウイルス検出・駆除 O O
スパイウェア検出・駆除 O O
ヒューリスティック検出 O O
ルートキットスキャン O O
Eメールスキャン O O
フィッシング対策 O O
迷惑メール対策 - O
ファイアウォール - O
ゲームモード O O
ネットブック O O
セーフブラウジング - -
データバックアップ - -
Windows 2000/XP/Vista/7 (64ビット) XP/Vista/7 (64ビット)
スペック 2000/XP CPU 400Mhz , 128MB RAM
Vista/7 CPU 1Ghz , 512MB RAM
ダウンロード版参考価格 ¥3,360 / 1年1台 ¥4,200 / 1年1台
無料体験版
(製品30日間試用)
ウイルス対策ソフトESETスマートセキュリティ

 家庭用パソコン向けのセキュリティ商品として、ベーシックなウイルス対策「NOD32アンチウイルス」(NOD32 Antivirus)と、上位版の総合セキュリティソフト「スマートセキュリティ」(Smart Security)の2タイプが用意されてます。違いは2つの機能の有無だけです。毎日更新されるウイルス定義データは同じものを使ってるので、単純なウイルス検出率・検知率に違いはありません。お値段的には800円ほどの差がありますヨ。 (^^)b

ファイアウォール (Firewall)
 外部との通信を制御してネットワークを経由した攻撃をブロックする機能(インバウンド)です。不正なプログラムが外部に情報を送信するのを阻止する機能(アウトバウンド)もあります。下に当てはまる人はこの機能が不要なはずです。

  1. Windows標準のファイアフォール機能を利用する。
    ⇒ Windows XP(SP2以降)には、インバウンド通信のみ制御できる「Windowsファイアウォール」、Windows Vista/7にはインバウンド+アウトバウンド通信の制御に対応した「セキュリティが強化されたWindowsファイアウォール」が用意されてます。
  2. 無料ファイアウォールソフトを別途導入する。
    ⇒ ある程度性能に定評があるフリーソフトな「PC Tools Firewall」、少々上級者向けですが評価が高い「Comodo Firewall」などが知られてます。

迷惑メール対策 (Antispam)
 不要な広告などの情報が掲載された迷惑メール・スパムメールをブロック(学習して振り分け)するフィルタ機能です。下に当てはまる人はこの機能が不要なはずです。 (※ Eメールの送受信時のウイルススキャン機能は両タイプとも対応)

  1. Eメールのやり取りはメール送受信ソフトを使用せずウェブメールで済ましている。
    ⇒ ブラウザ上でメールのやり取りが行える無料ウェブメール(Yahoo!メール、Google Gmail、Windows Live Hotmailなど)は、サービス自体に迷惑メール対策機能が用意されてます。
  2. 迷惑メール対策機能があるメール送受信ソフトを利用している。
    ⇒ 「Windows メール」(Windows Vista付属)、「Outlook」(Microsoft Office付属)、「Windows Live メール」「Mozilla Thunderbird」(フリーソフト)などのメールソフトは、迷惑メール対策機能が用意されてます。 (※ Windows XP付属「Outlook Express」には機能なし)

 計算式(!)にすると、下のような感じですな。(^^

ESET NOD32 Antivirus + Firewall & Antispam  ESET Smart Security

 いずれにしても30日間(1ヶ月程度)に渡って、製品とまったく同等の機能を無料で利用できる体験版・試用版が用意されてるので、まずはそちらで実際に体感して動作チェックしてみてくだされ〜。

⇒ 体験版1 : ESET スマートセキュリティ V4.0
⇒ 体験版2 : ESET NOD32アンチウイルス V4.0

.

ESET シリーズ

ベーシックなウイルス対策とスパイウェア対策を提供. 実質的な使用メモリは44MB!★ ウイルス対策 〜 Antivirus
★ スパイウェア対策 〜 Antispyware


↑ 軽いウイルス対策ソフト ESET NOD32 Antiviurs ↑

- - - - -

ウイルス対策とスパイウェア対策に加えてファイアウォールと迷惑メール対策を提供. 実質的な使用メモリは48MB!★ ウイルス対策 〜 Antivirus
★ スパイウェア対策 〜 Antispyware
 +
★ パーソナル・ファイアウォール 〜 Personal Firewall
★ 迷惑メール対策 〜 Antispam


↑ 軽いセキュリティソフト ESET Smart Security ↑

 迷惑メール対策機能に対応してるメールソフトは、Microsoft Officeに付属する「Microsoft Outlook」、Windows XPに付属する「Outlook Express」、Windows Vistaに付属する「Windowsメール」、フリーソフトの「Windows Live メール」「Mozilla Thunderbird」となってます。

.

簡単な比較と評価

VB100アワードの受賞回数の割合

VB100アワードの受賞回数の割合

ソフトウェアの評価・性能
 ウイルス検出率は決して「No.1」とかではありません。第三者機関による比較評価でも特に1位の根拠となるデータは存在しません。あえて挙げれば、上のグラフのようにVB100アワードの受賞回数が一番多いというぐらいだけでしょうか。が、極端に悪い製品ではありません。ちゃんとESETの中の人(ウイルスアナリスト)が働いてるのは、はたで見て分かります。ウイルス定義ファイルの更新は毎日行われ、更新頻度は1日に2〜3回といった感じです。(定義リリースリスト

 多彩な機能を搭載して動作が重くなる総合セキュリティソフトに反して”シンプル・イズ・ベスト”なソフトで、動作の軽さ(軽量)に定評があります。パソコン中級者・上級者さんでどーしてもウイルス対策ソフトのパフォーマンス低下に悩んでいて、動作が軽いウイルス対策を求めてるなら、まさにおすすめなソフトでしょう。言い換えれば、機能面の不足感はあります。ウイルス検出性能に加え機能面の充実なら「シマンテック」「カスペルスキー」、パソコン初心者さんは「ウイルスバスター」あたりもチェックしてみてはいかがでしょうか。(→ ウイルス対策ソフトを無料体験できる一覧リスト!

ソフトの価格
 シマンテック社の「ノートン」やトレンドマイクロ社の「ウィルスバスター」は1パッケージでパソコン3台対応となってるので値段は少し上ですな。

”No.1”の理由
 パソコンに導入するウイルス対策ソフトを選択するため、いくつか比較サイトなどを見て回った方もいるかと思います。そうすると、ESETが異様なまでに”おすすめ1位”的な高評価の扱いになってるのに気づいたかもしれません。というのも、紹介サイトを通じてESETが購入された場合に金銭が支払われるマーケティング活動(広告)が行われてるのが影響してるようです。

 結果として、根拠のない比較情報や誤った情報もたまに見かけます。たとえば、”亜種の検出に強い”といううたい文句を元にして、ウェブ改ざん「ガンブラー」(Gumblar)に対応してるというお話をのせてるサイトもありますが、ウイルス攻撃者はセキュリティ会社の対応が追いつかないよう頻繁に感染するウイルス本体を差し替えているため、ESETを始め多くのセキュリティソフトは対応されるまでの数日間に渡ってまったく検出できません。

 また、ウイルス攻撃者は亜種として検出されないよう製作する技術(バイパス)を確立していて、ウイルスと検出される検体をクリック1つで検知できない検体へと変換してくれるツールも裏世界ではたくさん存在します。当然ながら、セキュリティ会社は対抗してスキャンエンジン(ヒューリスティック技術)を改良更新するわけですが、ウイルス攻撃者もだまってるわけなく、・・・いたちごっこを繰り返してます。

 亜種の検出に強いといっても、未来の完全に予知できる能力を持ったセキュリティソフトはないので、ESETも日々ウイルス定義ファイルを更新して”後手後手”の形で対応してます。今や、ウイルスの1日に出現数は5桁に登り、もはやウイルス定義データの更新ではとても追いつける状況ではないことを認識する必要があります。

ウイルス出現数  ウイルス定義対応数

脅威 (ドライブバイ・ダウンロード)
 ESETに限ったことではありませんが、ドライブバイ・ダウンロード対策を行ってないWindowsパソコンはかなり危険な状態になっていて、 不正なコードが埋め込まれた一般のサイトをブラウザで単に見ただけでウイルスが強制的に発動してしまう恐れがあります。これに関して対処してくれるウイルス対策ソフト・セキュリティソフトなぞ存在しないので、ウェブ経由のウイルス感染を回避するために自身の手で更新作業を行いましょう。

.

関連ネタ

□ ESET社 (イーセット)
ESET NOD Antivirus System 欧州スロバキアの首都ブラチスラヴァに居を置くセキュリティ会社。Miroslav Trnka氏らにより1992年創業。社名はエジプト神話に登場する「イシス」(Wikipedia)のスロバキア語に由来。

 MS-DOS(16ビット)向けウイルス対策ソフト「NOD」(NOD Antivirus System)を初リリース、1998年にはWindows向けの「NOD32」(NODの32ビット版という意味)、2007年に他社の総合セキュリティソフトに並ぶため「NOD32」にファイアウォールと迷惑メール対策を搭載させた「Smart Security」をリリースした。

 主要な処理を機械語(アセンブリ言語)で書いているため、ウイルス対策ソフトの動作の軽さやパフォーマンスの良さに定評があります。どこぞの重ーいウイルス対策ソフトと比べて、動作が軽いっ!

□ NOD32の由来
ESET NOD Antivirus System ウイルス対策ソフトの商品名「NOD」(読みは「エヌオーディー」)は、スロバキア語の「Nemocnice na Okraji Disku」の頭文字から来てます。英語で表現すると「Hospital at the Edge of the Disc」(ディスクの端にあるホスピタル)。

 これはチェコ・スロバキア(当時)で1977〜81年に放送された医療系連続TVドラマ「Nemocnice na okraji mesta」(Google)をもじったものだそうで、英語で表現すると「Hospital at the edge of the city」(郊外のホスピタル)。ディスク(=フロッピー、ハードディスク)の端というのは、領域が最後尾にある”ブートセクタ”を指していて、当時のコンピュータウイルスの攻撃場所の主流がここだったため。

□ ThreatSense®テクノロジ
 読みは「スレット・センス」。NOD32の中核となるウイルス検知エンジンのこと。ウイルス定義ファイルの検出とヒューリスティック検出の2つからなります。ヒューリスティックは未知のウイルスを検出する技術です。

□ 関連リンク集

.

Wii、ニンテンドーDS、PS3、PSPタイトル豊富な品揃え (Amazon.co.jp)

¤ 関連 : Mac向けセキュリティソフト | Linux向けセキュリティソフト | EICARウイルス | オンラインスキャン | オンラインサイトスキャン

.

Copyright © 2013 Kpan. All rights reserved.