Last Update : 2007/06/xx
HSPに登場するオブジェクトに対して、任意のフォントを適用する設定です。オブジェクトのフォーカス移動の有無を指定する機能もあります。命令名の由来は、「object mode」。
mes命令(print命令)と違って、オブジェクト(button命令、chkbox命令、input命令、mesbox命令、combox命令、listbox命令)で表示されるフォントは、必ずfont命令/sysfont命令+objmode命令の組み合わせで呼び出しておかないと反映されません。
objmode オブジェクトのフォント適用設定, フォーカス移動の有無
第1パラメータには、オブジェクトに適用するフォントの設定です。HSP2では標準フォントが、HSP3ではGUIフォントがデフォルトの状態で適用されています。
第1パラメータ | |
0 | HSP標準フォント。「FixedSys」(14pt)が適用されます。(HSP2のデフォルト値) |
1 | デフォルトGUIフォント。sysfont命令のモード「17」に相当します。(HSP3のデフォルト値) |
2 | font命令で指定したフォント。 |
+16 | [HSP2] オブジェクトの外枠に黒ラインを表示。 |
+32 | [HSP2] 入力ボックスとメッセージボックスの外枠くぼみを消す。 |
+64 | [HSP2] 入力ボックスとメッセージボックスの文字列全体の反転フォーカスを無効。 |
第2パラメータには、TABキーによるフォーカス移動の有無です。TABキーを押した場合、オブジェクト設置順に矩形の点線枠(button命令、chkbox命令、listbox命令)、点滅カーソル(input命令、mesbox命令)、反転選択(combox命令)がオブジェクト内で行われます。HSP2とHSP3で、デフォルトの状態が変更されています。
第2パラメータ | |
0 | <HSP2 デフォルト値> TABキーのフォーカス移動を"無効"にする。 |
1 | <HSP3 デフォルト値> TABキーのフォーカス移動を"有効"にする。 |
ちなみに、スクリプトコード上から特定オブジェクトにフォーカスを移すには、objsel命令を使用します。また、HSP 3.2以降では、オブジェクトごとにフォーカス移動の挙動を指定できるobjskip命令をサポートしてます。