Google Wireless Transcoder

Last Update : 2009/11/xx

「Google Wireless Transcoder」(GWT)とは?

 読みは「グーグル・ワイヤレス・トランスコーダ」。携帯電話、PDAなどのモバイル端末から、検索エンジンGoogleのモバイル検索を利用した場合に、検索結果で「PCサイト」として表示されたページ、あるいは「パソコン」の絵文字が付いたページに対して、この「Google Wireless Transcoder」がオリジナルのHTMLデータを取得してきて、携帯用に変換したものを表示するシロモノです。

 » 携帯電話での表示用にウェブ ページが調整される仕組みを教えてください。
   (Google ウェブマスター向けヘルプセンター)

オリジナルの HTML コードを解析しモバイル対応形式に変換する Google のトランスコーダを
使用してウェブ検索の結果が表示されます。 ご利用の携帯電話や携帯デバイスで快適に
ウェブページをご覧いただくため、Google ではイメージのサイズを変更したり、イメージや
テキストのフォーマット、ウェブページの一部の機能を調整または変換することがあります。

 このトランスコーダを経由してアクセスされたUA(ユーザーエージェント)は、「Google Wireless Transcoder」の文字列を含んだ下のようなものになります。

Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows NT 5.0; Google Wireless Transcoder;)

URLアドレス指定のフォームがある「Google Wireless Transcoder」のページ。もともと携帯からのアクセスを想定してるので超シンプル。 この機能の提供してるページはこちらです。パソコンからもアクセスできます。

 ところで、このページや機能を「Google Proxy」、「Google Mobile Proxy」、「Google Mobilizer」、「Google Website Transcoder」、「Google Mobile Gateway」、「Google Mobile Converter」なんてな名前で紹介してるところがありますが、いちおう「Google Wireless Transcoder」が正式名です。

 もともとパソコン向けページではないため、URLアドレスを指定するフォームと「No Images」(変換されたページで画像を非表示にする)のチェックボックスだけという超シンプルなページ。タイトルが「Enter a URL」だけなので、このページを見ただけではいったいぜんたい何するページかサッパリ分かりませんな。(^^;

 実際のURLアドレスの書式は、下のような感じ。(アドレスに含まれてる「gwt」は「Google Wireless Transcoder」の略ネ)

;	画像表示あり (デフォルト)
http://www.google.co.jp/gwt/n?_gwt_noimg=0&u=(URLアドレス)
;	画像表示なし
http://www.google.co.jp/gwt/n?_gwt_noimg=1&u=(URLアドレス)

[2009年11月 追記...]
 Googleは変換エンジンをバージョンアップしたとのことで、画像表示のオプションは削除されてる。

http://www.google.co.jp/gwt/x?u=(URLアドレス)

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「Google Wireless Transcoder」によるページの変換を拒否するには?

 2006年7月にau携帯がGoogleを採用した影響からか、「Google Wireless Transcoder」について触れてるページでは、このトランスコーダ経由のアクセスで困っている人もいるようです。文字化け現象とか、自ら携帯電話向けのページを用意しているにも関わらず変換ページへアクセスされてしまうとか。

 「Google Wireless Transcoder」による変換拒否の対策法として「.htaccess」ファイルでアクセスを振り分けるような古い情報も見かけますが、Googleは一応対策を用意してます。

 » 携帯電話での私のサイトの表示方法が気に入らない場合はどうすればよいですか。
   (Goolge モバイルヘルプセンター)

 ページのHTMLファイル内の<head>〜</head>内に、下の文字列(「Mobile Link Discovery」といいます)を用意しておきます。これにより指定したURLアドレスへリダイレクトされるわけですな。(変換ページはキャッシュ表示のためかすぐには反映されない?)

Google では、携帯向けでないサイトを携帯電話の画面に合わせてコードを自動的に変換しております。 
ウェブページを変換することを望まない場合は、ユーザーがトンランスコーダを経由してそのペ ージを表示する
ときにそのユーザーを別のページにリダイレクトするように Google にリクエストしてください。 リダイレクトをリクエスト
するには、ページの HTML ファイルの セクションに次の 行を含めてください。

<link rel="alternate" media="handheld" href="(モバイル向けURLアドレス)" />

 モバイルSEO的な面としては、Googleの巡回ロボットに携帯電話向けページの存在を知らせることができる(?)みたいです。実際にどこからも披リンクを用意していなかった携帯電話向けページが携帯サイトとしてインデックスされたので〜 (^o^ (→ 一般的にはGoogleモバイルサイトマップを送信する方がいい?)

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「Google Wireless Transcoder」の変換性能

 ところで、この「Google Wireless Transcoder」の変換機能。オリジナルのページから文章をそっくりそのまま拾ってきて、適当にHTMLタグをそぎ落としたものを表示するだけなのかというと、そうでもないようです。(O_O)

 まず、普通にPC上から見れるページ。

普通にPCから見た時のオリジナルページ。赤い網掛けの部分が・・・

 そして、「Google Wireless Transcoder」を通すと、上のページは下のようになります。

「Google Wireless Transcoder」を通して表示させたページ。パケット料金を考慮してページサイズを減らすための変換処理!  (2009年10月まで)

 赤く網掛けした部分。オリジナルページの上部と左側に存在しているメニューリンク2箇所が、それぞれ「+〜」リンクとして1つにまとめられてます。「+〜」をクリックすることで、実際にメニュー部分の情報が表示されるわけです。別に、「ここの部分を1つにまとめて!」なんて指定は行ってません。

 これ以外に、画像のサイズが大きい場合には縮小、また画像のフォーマット自体も変換(GIF/PNG形式→JPEG形式)、ページの情報量がかなり多いと複数ページに分割、といった機能が用意されてるようです。

 携帯向けページを用意するのがめんど〜い、ってな方。「Google Wireless Transcoder」の変換ページが自分の望む状態であれば、これを携帯電話向けページとしてそのまま利用してしまうのもアリ?

[2009年11月 追記...]
 Googleは変換エンジンをバージョンアップしたとのことで、変換後のショットは現在下のように変わりました。「コンテンツの一部はスキップされています。 1ページ目へ移動」というような文言が見えます。

「Google Wireless Transcoder」を通して表示させたページ。

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(おまけ) 携帯電話向けのページ変換サービス

 Googleモバイルを含め、パソコン向けサイトを携帯電話向けページに変換表示してくれるサービスを提供してる無料サイトをいくつかテキトーに拾ってみる。(パソコンから確認できたところ、登録不要なところのみ)

ページ変換サービス
FC2携帯変換
http://c.fc2.com/
Google Wireless Transcoder
http://www.google.co.jp/gwt/n
はてなMobileGateway
http://mgw.hatena.ne.jp/?[URLアドレス]
ファイルシーク PCサイト閲覧Proxy
http://fileseek.net/proxy.html
Skweezer
http://www.skweezer.com/
ひゅぅてっち
http://nikuq.com/i/htm/meta.html
通勤ブラウザ
http://www.sjk.co.jp/
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 ちなみに、Yahoo!モバイルもjig.jp社が開発した携帯向けページ変換機能が用意されてます。変換拒否をしたい場合は、Googleと同じで「Mobile Link Discovery」の用意を。

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