AV-Comparatives セキュリティソフト比較・ウイルス検出率

　第三者比較評価機関AV-Comparativesが発表してるセキュリティソフトの比較評価の１つ「Whole Product Dynamic Tests」（製品全体テスト）のグラフを掲載してます。ウイルスファイルを用意してファイルスキャンを行って「検出」or「未検出」を単純に判定したもの（日々更新されるウイルス定義データの検出率、第三者比較評価機関「Virus Bulletin」や「JCSR」が該当）と違って、リアル世界のウイルス感染を想定したテストになってます。

• 個人向けセキュリティソフトが持つ全機能をフル動員してのウイルス感染阻止テストです
  → ウイルス実行後の不審な挙動からウイルスを検出するビヘイビア（振る舞い）検知が含まれる
  → ネットワーク接続があるのでクラウドセキュリティ技術やレピュテーション（評判）検知が含まれる
• すべてセキュリティソフト製品にある有償の最上位版を使ったテストです
  → 無料版があるavast!、AVG、Avira、BitDefender、Pandaは機能が制限されてるのでこの結果は当てはまらない
• コチラの編集でウイルス感染阻止率を90〜100％に絞ったセキュリティ会社順です
• 緑が標準の設定で阻止成功、黄色はユーザーが手動で設定を変更してあることで阻止成功になります
• 動作パフォーマンス、誤検出の評価は含まれてない
• MicrosoftはAV-Comparativesにエントリーされてますが、基本的なウイルス対策のみ提供される無料のMicrosoft Security Essentials（MSE）はテストの性質上対象になってない
• Sophosは企業向け専門のセキュリティ会社で個人向けのセキュリティソフトがない例外
• K7はインドの会社で、日本でいうところの「ソースネクスト ウイルスセキュリティ」に相当する商品
• Qihooは中国の会社で、BitDefenderエンジンを採用する無料ソフトを提供してますが日本では展開してない

＝ Whole Product Dynamic Tests 2011年3月 ＝

＝ Whole Product Dynamic Tests 2011年4月 ＝

＝ Whole Product Dynamic Tests 2011年5月 ＝

＝ Whole Product Dynamic Tests 2011年6月 ＝