携帯電話向け検索エンジン「モバイルgoo検索」

　NTTレゾナントが運営するポータルサイト「goo」による携帯電話向けサイト「gooモバイル」、そしてモバイル検索エンジンサービス「モバイルgoo検索」。歴史をgooのプレスリリース文から引っ張ってくる。

• 2003年12月 ... gooモバイルの運用開始
  ⇒ 検索対象はiモード向けサイト300万URL
• 2005年6月 ... 検索機能の強化
  ⇒ 検索対象をiモード向け350万URLから1,500万URLへ拡充
  ⇒ au向け1,000万URL、ボーダーフォン向け950万URLを検索対象に追加
• 2005年11月 ... 検索機能の強化
  ⇒ 検索対象を1,550万URLから5,500万URLへ拡充
  ⇒ 各携帯キャリアに応じた巡回クローラーを用意 （ichiro/mobile goo）
  ⇒ 人気キーワードに関連する各携帯キャリアの公式メニューサイトの検索結果上位表示
• 2008年4月 ... （着うた関連の検索機能の強化）
  ⇒ 検索対象は1億URL
• 2009年10月 ... 検索機能の刷新
  ⇒ 検索対象をこれまでの倍
  ⇒ 検索アルゴリズムの改良

　検索結果の順位付け（ランク付け）のアルゴリズムにまつわる情報を、上でピックアップしたgooのプレスリリース文から一部抜粋で引っ張ってくる。

＜2005年6月＞
インターネットの巡回ロボットにて検索対象ページを収集した際に、ページの人気度をサイト内
およびサイト外からのリンク数などをもとに自動的に分析の上ランキングに反映させることで、
検索精度の更なる向上を図ります。

＜2005年11月＞
従来から導入している、サイト内およびサイト外からのリンク数などを基にしたページの人気度
ランキングの仕組みに加え、インターネットの巡回ロボットを各携帯キャリア毎に用意し、特定の
キャリアの携帯電話からのみ閲覧可能なページの判定機能を向上させることで、より精度が高く
的確な検索結果を提供します。
　また、人気キーワードに関連する各携帯電話キャリアの公式メニューサイト等について、検索
結果上位への表示を開始します。

＜2009年10月＞
検索対象ページをこれまでの倍にするほか、ユーザの検索行動（キーワード入力やクリックした
URLなど）やページ間のリンク関係を解析し、検索スコアを計算する「ランキングアルゴリズム」
を抜本的に改良することで、これまでよりも精度の高い検索を実現します。

• URLアドレスを申請する登録フォーム、Googleでいうモバイルサイトマップは存在しない
• Yahoo! JAPANが独自運営するYahoo!モバイルと同じように巡回クローラーはアンカータグ（Aタグ）を巡る
• 巡回クローラーはユーザーエージェントを実際の携帯電話に偽装
• Mobile Link Discoveryは記述がないため対応していないと思われる
• gooが持つカテゴリー （クロスリスティング社によるクロスレコメンドのモバイル版）

検索エンジン 巡回クローラー
検索エンジン	ウェブ検索	モバイル検索
モバイルgoo検索
Google Google 日本	Googlebot	Googlebot-Mobile
Yahoo! JAPAN	＜YST＞ Yahoo! Slurp	Y!J-SRD
Yahoo! （米国など）		YahooSeeker/M1A1-R2D2
goo	Googlebot	ichiro/mobile goo