Last Update : 2010/08/xx
検索エンジンGoogle(グーグル)は、「Googlebot」という巡回プログラム(クローラー)を使って世界中のページの情報を収集し、そのデータを検索結果に反映してます。ついでに、「Googleセーフブラウジング」(Google Safe Browsing)として、ページ内に不正なコードが存在しないか、ウイルスを散布してないか、ということも調査してます。
この判定結果は、実際のGoogleの検索結果に反映され(Yahoo! JAPANの検索には反映されません)、またブラウザの「Mozilla Firefox」「Google Chrome」「Apple Safari」にも警告機能が実装されてます。 ちなみに、他のブラウザ「Internet Explorer」「Opera」にも同系の警告機能が実装されてますが、情報源が違ってます。
無料ブラウザ | 情報源 |
Microsoft Internet Explorer (バージョン8以降) |
SmartScreen フィルター |
Mozilla Firefox Google Chrome Apple Safari <Google検索結果> |
Google Safe Browsing |
Opera | AVG Data Feed PhishTank Netcraft Phishing Site Feed |
Googleセーフブラウジングは、リアルタイムの情報ではないので、特に危険と判定されてないホームページが現在100%安全であるということにはなりません。検出精度はそれなりに高く、危険なサイトと判定された場合の誤検知・誤認識の可能性は低いです。 ただ、まきぞいで警告を受ける場合もあります。
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それぞれのブラウザでの実際のスクリーンショットと警告文章は下のようになってます。(「○○○」にはURLアドレスが入る)
無料ブラウザ | 警告文章 |
Mozilla Firefox |
攻撃サイトとして報告されています! 攻撃サイトとして報告されています! |
Google
Chrome |
不正なソフトウェアが検知されました 警告:
このサイトにアクセスするとコンピュータに損害を与える可能性があります。 |
Apple Safari | 警告:
このサイトに移動すると、コンピュータに危害が加えられる可能性があります 開こうとしているウェブサイトには、マルウェアが含まれているようです。マルウェアとは、コンピュータに危害を加えたり、所有者の同意なくコンピュータを遠隔操作する悪質なソフトウェアです。マルウェアが含まれているサイトにアクセスするだけで感染する可能性があります。 |
(Google検索結果) | (タイトルの真下に) 『このサイトはコンピュータに損害を与える可能性があります。』 |
サンプル用として「Googleセーフブラウジング診断ページ」(malware.testing.google.test/testing/malware)もあります。このマルウェア(ウイルス)の影響がある環境は、基本的にドライブバイ・ダウンロード対策をちゃんとやってないWindowsパソコンだけです。
★ Microsft Internet Explorer − SmartScreen フィルター
Googleとデータの出所が違いますが、Microsoftのブラウザ「Internet
Explorer」にも「SmartScreen
フィルター」という名前の警告機能が用意してます。大きくマルウェア感染警告とフィッシング詐欺警告の2つがあり、どちらも対応してるのはバージョン8以降(IE8)です。バージョン7(IE7)はフィッシングの警告のみ対応してます。
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まず自分のホームページが改ざんされてないか調べて復旧してください。
これらの警告を手動で解消・解除するには、Googleが無料で提供してるサイト管理ツール「Googleウェブマスターツール」で、ホームページを再審査してもらう必要があります。安全が確認されれば1日程度で解除されます。あらかじめGoogleアカウントの登録(無料)と、ホームページの管理者であること証明する認証作業が必要です。
この管理ツール内には、サイドメニューに[診断]→[マルウェア]という項目が用意されていて、改ざんされてるファイルや改ざんコードを具体的に示して警告表示の理由が掲載されてます。
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