HSP3命令入門講座 <title命令>

Last Update : 2008/01/xx

title命令 (タイトルバーの文字列変更)

 ウィンドウの最上部に表示される「タイトルバー」の表示文字列(ウィンドウタイトル名)を指定する命令です。命令名の由来は、そのまま「title」(タイトル)から。

 title "文字列"

 マウスのドラッグ&ドロップでウィンドウの移動ができます。タイトルバーには右側に最小化ボタン、最大化ボタン、終了ボタンが表示されてます。最大化ボタンはHSPのメインウィンドウ(ウィンドウID 0)では無効状態になってます。タイトルバーにはプログラムの名前や、ちょっとした設定情報なんかを表示します。

 基本的にはscreen命令で作成したウィンドウが対象ですが、bgscr命令の枠なしウィンドウの場合はタスクバー上に文字列が反映されます。指定した文字の長さが長いと後ろ部分が見えなくなるので注意してください。タスクバー上ではすべての文字列が「ツールチップ」で表示されます。

 HSP3の場合、title命令を呼ばなかった場合、スクリプトエディタ上では「Hot Soup Processor ver.X.X」、実行ファイルになった時点では何も表示されません。

 プログラミングの面から言うと、変数の中身を表示させるようにしておいて、デバッグ(バグつぶし)のリアルタイム支援として有用なので、どんどん活用しましょう。

◆ タイトルバーの文字列の取得
 タイトルバーに表示されている文字列を逆に"取得"したい場合は、sendmsg命令でWM_GETTEXTメッセージを送信します。

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サンプルスクリプト

 title命令を使ったサンプルスクリプト。

//	押したボタンのオブジェクトIDを表示

	title "テストプログラム"

	button "ボタン1", *jump
	button "ボタン2", *jump
	button "ボタン3", *jump
	button "ボタン4", *jump
	button "ボタン5", *jump
	stop

*jump
	title "テストプログラム - "+stat+""
//	ファイルの読み込みダイアログで選択したスクリプトファイルのパスを表示

	title "テストプログラム"

	button "参照...", *load
	stop

*load
	dialog "hsp", 16, "スクリプトファイル"
	if stat = 0 : stop

	title "テストプログラム - "+refstr+""

	mes "ファイル名: "+getpath(refstr, 8)+""
//	時刻の表示

	repeat
;		数字のケタをそろえたい場合はstrf関数を利用
		time = ""+gettime(4)+":"+gettime(5)+":"+gettime(6)+""
		title "時刻 - "+time+""

		await 1000
	loop

 サンプルコードに登場する命令や関数。button命令dialog命令getpath関数gettime関数strf関数

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