Last Update : 2008/05/xx
指定した文字列を1文字ずつゆっくり描画していく処理で、表示スピード(待ち時間)をミリ秒単位で指定する命令です。
text 待ち時間
HSP2(HSP 2.x)では、このtext命令をmes命令・print命令と組み合わせて利用できましたが、HSP3(HSP 3.x)では標準命令から削除された形になってます。ただ、commonフォルダ内にあるモジュール「hsp3util.as」に、ほぼ同等の代替命令が用意されてます。
下がそのモジュール命令3つです。(標準命令ではないので、HSPスクリプトエディタ上での色分けなし)
text命令を呼んだ場合、HSPエラー2「文法が間違ってます」と表示されたなら、「hsp3util.as」ファイルをインクルード(#include命令)し忘れてます。HSP 3.2以前(3.0/3.1)だと、HSP3スクリプトエディタの[HSP]メニュー→[HSP拡張マクロを使用する]の項目にチェックが入ってることを確認してください。
実際にゆっくりと文字が表示されない場合は、text命令で0以下の数値を指定してるか、文字の描画に標準のmes命令・print命令を使ってしまってるのが原因です。
text命令+emes命令のサンプルです。
// モジュールのインクルード #include "hsp3util.as" mes "普通の文字表示\n" color $FF text 250 emes "むかしむかし、あるところに、\nおじいさんとおばあさんが\n出会った (完)"
「影つき文字」と「輪郭つき文字」の描画モードを指定できるtextmode命令については、HSP付属サンプル「sample\new\emes.hsp」(HSP 3.2〜は「sample\basic\emes.hsp」)を参照してください。