Last Update : 2008/01/xx
マウスに付いている「ホイール」の回転移動量が返るHSPのシステム変数です。HSP3から新規に導入されたものになります。変数名の由来は「mouse wheel」から。
利用にはいくつか注意点があり、まず取得できるのはフォーカスのあるウィンドウのみです。そして、当たり前ですが、誰もがホイール付きマウスを利用しているとは限らないということです(今はホイール付きマウスが主流ですが)。対応OSはHSP3の対応環境と同じですが、Windows 98以降になります。
返ってくる値は、「120」の倍数値です。+値は前方向に回転、−値は後方向(手前)に回転したことを意味します。回転を行っていない通常時は「0」です。
ちなみに、ホイールボタン(中ボタン)のクリックを取得するには、onclick命令を利用します。
☆ 関連
HSP3 あれこれ (マウス編)
... マウス関連の命令、発展的なサンプルコード。
テキトーなサンプルスクリプト。
; ホイール移動量を見る repeat title ""+mousew wait 10 loop
; 画像の拡大縮小
; HSP3付属サンプルの画像
buffer 1
picload "sample\\demo\\onibtn.gif"
gsel
x = 136
y = 50
repeat
redraw 0
wheel = mousew
if wheel > 0 {
x /= 2
y /= 2
}
if wheel < 0 {
x *= 2
y *= 2
}
; 塗りつぶし
color $FF, $FF, $FF
boxf
; 変倍コピー
gzoom x, y, 1, 0, 0, 136, 50
redraw 1
wait 16
loop