Last Update : 2008/01/xx
フォルダ(ディレクトリ)を作成する命令です。命令名の由来は、「make directory」から。
mkdir "作成するフォルダ名"
注意する点として、作成できるフォルダの階層は、存在しているフォルダの直下です。ヘルプブラウザには「1階層先まで」となっていますが、すでにフォルダが存在していれば、その1階層先のフォルダを作成できます。
また、作成したいフォルダがすでに存在している場合、『ファイルが見つからないか無効な名前です』というHSPエラー(エラー番号12)が表示され、プログラムは落ちてしまいます。mkdir命令を呼ぶ前の段階で、dirlist命令を使ってフォルダが存在していないか確認する処理を必ず用意するようにしてください。
○ 使えない文字
フォルダ名(ディレクトリ名)として使えない半角記号文字があります。その場合もエラー番号12が表示されます。(「?」、「>」、「<」、「|」、「"」(HSPでいう「\"」)、「*」、といったところ)
mkdir命令を使ったサンプルスクリプト。フォルダの存在有無を確認するdirlist命令は用意していないので、作成されたフォルダは必要に応じて削除してください。
; 自分自身の下層にフォルダ作成(1) ; 1階層目のフォルダを作成 mkdir "folder_SAMPLE" ; 2階層目のフォルダを作成 mkdir "folder_SAMPLE\\aa" mkdir "folder_SAMPLE\\bb"
; 自分自身の下層にフォルダ作成(2) ; <上と処理内容とく同じですー> ; 1階層目を作成 mkdir "folder_SAMPLE" ; カレントフォルダを1階層目に移動 chdir "folder_SAMPLE" ; 2階層目のフォルダ作成 mkdir "aa" mkdir "bb"
; すでに存在するHSP本体のsampleフォルダの階層にフォルダ作成 ; *スクリプトエディタ上でのみ ; エディタ設定で[全般]→[ディレクトリ]→[起動時の〜]で「指定なし」の場合 mkdir "sample\\folder_SAMPLE"
; Cドライブ直下にフォルダ作成 mkdir "C:\\folder_SAMPLE"
; 自分自身の上層にフォルダ作成(上層はあまり行わない?) ; -1階層目にフォルダを作成 mkdir "..\\folder_SAMPLE"